【気象予報士解説!】今日明日の天気

【6月15日(日)天気予報】梅雨本番へ 広がる雨と雷、来週は猛暑の兆し

14日、東北地方でも梅雨入りが発表され、これにより沖縄を除く全国で梅雨入りとなりました。各地で雨の季節が本格化し、湿度の高い日が続いています。

15日は、前線を伴った低気圧が北日本付近を通過する見込みです。この影響で広い範囲で曇りや雨となり、特に前線の活動が活発な東日本では、朝にかけて雷を伴った激しい雨となるおそれがあります。大雨や落雷、突風、土砂災害などに注意が必要です。

一方、西日本では次第に天気が回復し、雨の止む所もあるでしょう。ただし、油断は禁物で、急な天気の変化には引き続きご注意ください。

また、北日本から西日本の太平洋側を中心に、風が強く、波が高くなる見込みです。強風や高波に注意してください。

気温は全国的に高めで、東日本から西日本の内陸部では、最高気温が30℃を超える真夏日となる所もあるでしょう。蒸し暑さが厳しくなってくるため、屋外での作業や運動は熱中症対策を万全にしてください。

来週は、梅雨前線の勢いが次第に弱まり、天気図上でも前線の存在が曖昧になる予想です。まるで梅雨明けを思わせるような、太平洋高気圧に覆われる気圧配置に変わる可能性があり、各地で日差しが強まるでしょう。これに伴い、最高気温が35℃以上の猛暑日となる地域も出てくる見込みです。今後は本格的な夏の暑さへの備えが必要となりそうです。

お天気.com気象予報士(2025年6月14日更新)

気象予報士によるポイント解説

気象関連情報